EchoAPI for Cursor入門:アサーションの可視化テクニック

API開発において、スクリプトを用いた断言は重要な役割を果たしています。しかし、その複雑さが学習の障壁となり、多くの開発者が困難を感じています。具体的には、特定のレスポンスをチェックするために必要なコードは、しばしば冗長で理解しにくく、新しく参加するメンバーには高い学習コストを課してしまいます。これが、開発速度の低下やコードレビューの困難さを引き起こしているのです。

EchoAPI for Cursorの革新:可視化断言

そこで登場したのが、EchoAPI for Cursorの可視化断言機能です。この機能は、断言プロセスを視覚的に表示し、ドラッグ&ドロップやシンプルな選択で設定できるため、断然学習コストを削減します。さらに、直感的な操作によって、効率的かつ迅速に断言を設定でき、開発プロセスが大幅に改善されます。

EchoAPI for Cursorとは

EchoAPI for Cursorは、Cursorは向けに設計された軽量なREST APIクライアント拡張機能です。このツールは、シンプルさ、クリーンなデザイン、ローカルストレージに重点を置いており、無料で利用できます。開発者が迅速にAPIを設計し、デバッグするのに最適です。

EchoAPI for Cursor.png

EchoAPI for Cursorがサポートする断言タイプ

EchoAPI for Cursorは、さまざまな断言タイプをサポートしており、以下のような多様な要素を検証できます:

  • Response JSON: JSONフォーマットでのレスポンスの内容を確認。
  • Response XML: XML形式でのレスポンスデータを検証。
  • Response Text: プレーンテキストのレスポンスを評価。
  • Response Header: レスポンスのHTTPヘッダー情報をチェック。
  • Response Cookie: クッキーを対象とする断言。
  • Code: ステータスコードの確認。
  • Response time: レスポンス速度を評価。
  • Temporary Variables: 一時変数を用いたカスタム評価。
EchoAPI for Cursorがサポートする断言タイプ.jpg

アサーションの追加

アサーションの追加.jpg

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可視化断言の実際の使用例

以下に実際のシナリオを通じて、可視化断言をどのように使用するかを紹介します:

  1. ステータスコードが200であることの断言
    ステータスコードのボックスに「200」を設定し、単にOKか確認します。
ステータスコードが200であることの断言.jpg
  1. コンテンツタイプがapplication/jsonであることを確認
    Response Headerの設定で、Content-Typeがapplication/jsonであることを選択し、確認ボタンをクリックします。
Content-Type.jpg


コンテンツタイプがであることを確認.jpg
  1. レスポンス時間が1000ms未満であることの保証
    Response timeのスライダーを使用し、「1000ms未満」に設定した後、異常か判断します。
レスポンス時間が1000ms未満であることの保証.jpg
  1. レスポンスボディでmsgokであることの確認
    Response JSONまたはTextエディタ内で、msgフィールドがokであるかを可視化されているインターフェース上で確認します。
レスポンスボディでがであることの確認.jpg

アサーション条件の使用

条件が Eq(等しい), (NEq)等しくない, LT(未満), LTE(以下), GT(より大きい), GTE(以上), Contains, NContains(含まない) の場合、入力ボックスに比較値を入力でき、変数を使用することもできます。例: {{key}}

変数を使用.jpg

条件がRegex(正規表現マッチング)の場合、入力ボックスに正規表現を入力できます。例えば、/[a-z]*\d*/ のように、期待されるパターンに一致する内容をマッチさせることができます。

Regex.jpg

条件が In(集合に属する) または NIn(集合に属さない) の場合、複数の要素を入力するにはエンターキーを押して分割します。

条件が.jpg

結論

EchoAPI for Cursorの可視化断言機能は、APIテストの新しい標準を設定します。このシステムは、スクリプトによる断言の煩わしさを取り除き、直感的で効率の良いテスト環境を提供します。結果として、チーム全体の開発スピードと精度が向上し、迅速なフィードバックとエラーハンドリングが可能になります。これにより、開発者は製品の品質向上にさらに注力できるのです。