Postmanの入門から精通へ:POSTリクエストの送信とGETとPOSTの違いを理解する
Postmanを使いこなすには、POSTリクエストの送信方法を理解し、GETとPOSTの違いを明確に把握することが重要です。この記事では、それらの基本を学び、効果的なWeb開発とAPIの相互作用のための知識を深めます。
前回の記事では、Postmanを使用してGETリクエストを送信し、リクエストとレスポンスのインターフェイスを詳しく探求しました。前回の内容を復習したい方や見逃した方は、以下のリンクから詳細をご覧いただけます。
今回は、POSTリクエストの送信と、Web開発とAPIのやり取りにおいて基本的なGETとPOSTのメソッドの違いを明確にします。
PostmanでPOSTリクエストを作成し送信する
まず、PostmanでPOSTリクエストを設定しましょう:
1. 新しいリクエストを作成する:Postmanで「新規」>「リクエスト」を選択して新しいリクエストを作成します。
2. リクエストを設定する:
- メソッド: ドロップダウンメニューから「POST」を選択します。
- URL: データを送信するAPIドキュメントに記載のURLを入力します。
3. ボディを設定する:
- 「ボディ」タブで、APIの要件に応じて適切な形式(例えば、form-data、x-www-form-urlencoded、raw、binaryなど)を選択します。ここでは「raw」を選び、タイプを「JSON」に設定します。
APIドキュメントに記述されているとおりにペイロードを入力します。例えば:
{
"name": "Jane Smith",
"email": "jane.smith@example.com",
"age": 30,
"Role": "Admin"
}
4. リクエストを送信する:リクエストを設定した後、「送信」ボタンをクリックし、レスポンスパネルでレスポンスを観察します。POSTリクエストを処理するサーバーからデータまたは確認が得られるはずです。
GETリクエストとPOSTリクエストの違い
APIを扱うすべての開発者にとって、GETとPOSTリクエストの基本的な違いを理解することは極めて重要です:
1. 目的:
- GET: サーバーからデータを取得するために使用されます。指定されたリソースからデータをリクエストし、他の効果はありません。
- POST: 指定されたリソースにデータを送信して処理を行うために一般的に使用されます。たとえば、データを投稿してレコードを作成または更新します。
2. セキュリティ:
POST: メッセージボディ内にリクエストパラメータを運ぶため、機密性の高いまたは大量のデータを転送する方法としてPOSTの方が安全です。
GET: データがURLの一部として送信されるため、POSTに比べてセキュリティが低くなります。URLクエリ文字列に露出した機密データは、ブラウザの履歴やサーバーログにキャッシュされる可能性があります。
3. データ処理:
- GET: データをクエリ文字列でURLに追加し、データ長には一般的に2048文字の制限があります。
- POST: リクエストの本文内にデータを送信します。サイズ制限がないため、大量のデータを運ぶことができ、JSONやXMLオブジェクトのような複雑なデータ構造を送信することができます。
4. キャッシングと履歴:
- GET: キャッシュされ、ブックマークに保存することができます。
- POST: 一般にキャッシュされず、ブラウザの履歴に残りません。
まとめ
要約すると、GETまたはPOSTリクエストを選択することは、あなたが実行する必要のあるアクションに大きく依存します。データを取得する場合はGETリクエストが理想的ですが、追加のデータや機密情報を送信する必要があるリソースを作成または更新する場合はPOSTリクエストが適しています。見ての通り、POSTはURLにデータを露出させないため、GETよりも本質的に安全です。これらの違いを理解することは、より堅牢で安全なAPIの設計に役立ちます。